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桝田姓を諦め鈴木姓となった私は、入籍後、様々な改姓の手続きを行う必要がありました。

市役所や警察署などの行政機関においては、運転免許証、マイナンバーカード、
金融関係では、銀行口座、クレジットカード、生命保険、
他にも携帯電話など、小さなものも含めると様々なものの改姓手続きがありました。

中でも、行政機関や銀行は平日の昼間にしかやっていないので、休みを取るしかなく、働きながら時間を捻出するのに苦労しました。
またいくつかの手続きでは、住民票等が必要なこともあり、発行手数料がかかりました。

一方、夫はというと、入籍とほぼ同時期に引っ越しをしたため、住所変更の手続きを行っていました。
しかし、こちらはインターネットで簡単に済むものも多く、改姓した私より楽だったのは間違いないです。

好きで慣れ親しんだ名字を手放し相手の名字になったなら、この苦労も喜んで引き受けるのかもしれません。
しかし私は、泣く泣く自分の名字を諦めた人間です。
なりたくもない鈴木になるために面倒な手続きをすることは、私にとって拷問でしかありませんでした。


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